
高齢者の感染管理における課題
1.標準予防策の不徹底できていそうでできていない手洗い
高齢者は、加齢に伴い生体防御機能が低下し、感染しやすくなるといわれています。病原性の低い微生物でも感染症を発症することがあり、重症化しやすく、注意が必要です。
特に、入院中の高齢者は、食事や排泄、移動や口腔ケアといった日常生活のさまざまな場面で援助を要することが多くなります。つまり、看護師が接触する機会が増えるということです。感染の原因となる微生物を拡散している大きな要因の1つは、私たち看護師の「手」なのです。感染管理の要は標準予防策の徹底です。正しい「手洗い」はできているでしょうか。
2.感染症に対する知識不足
皆さんには「高齢者が“感染源”になりがち」という誤った認識はないでしょうか。このような看護師の誤った認識は、高齢者に疎外感を与え、生活を不要に制限してしまうことになりかねません。過剰な対応により生活が制限されると、身体機能や精神活動の低下につながります。
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