佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
咳や鼻水を伴わない40度近い発熱・頭痛・関節痛などはインフルエンザの典型的な症状です。
インフルエンザが疑われる場合、綿棒で鼻の粘膜をこするインフルエンザ簡易検査が診断に用いられます。
検査自体は数秒ですが、鼻の奥まで綿棒を入れるため、多少の痛みを伴うことがあります。安全に検査を行うため、一つ一つ手順を説明し患者さんに協力してもらいながら検査をすることが望ましいでしょう。
そこで今回からは、これだけは知っておきたい! インフルエンザ簡易検査に必要なフレーズを紹介します。

本日のフレーズ
「インフルエンザの検査をしますね。お名前とお誕生日を教えてください」
まず、患者さんにこれから何をするのか伝えて、本人確認を行いましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
I am going to test for the flu.
Tell me your name and date of birth, please.
「インフルエンザ」は、一般的に「flu」といわれています。
インフルエンザの予防接種は「flu shot」、インフルエンザのテストは「flu test」です。日本人には発音の難しい「F」と「L」が入っています。正しい発音の確認をお勧めします。
日本では、熱・鼻水・のどの痛みなどは「風邪」と総称されますが、アメリカでは「cold」と「flu」に分かれます。
「cold」は、一般的な感冒症状で市販薬でも対応できるような風邪の場合や、細菌感染の風邪にかかったときに使われます。
「flu」は、インフルエンザに感染したときはもちろん、かなり風邪症状がひどいときにも使われます。
「your name and date of birth」は、検査の前に必ず出てくる患者確認の質問です。 ぜひ、フレーズとして覚えておきましょう。

Quick Lesson-本日の豆知識-「flu shot」は筋注!?-
日本のインフルエンザ予防接種は皮下注射ですが、アメリカは筋肉注射です。
原則として生ワクチンは皮下注、不活化ワクチンは筋注で行われます。日本では皮下注のインフルエンザ・B型肝炎ワクチン・ヒブ・DTP・狂犬病は、アメリカでは筋注なんですよ。
次回は、安全に検体を採取するために必要な声かけを紹介します。
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