荒木暁子
解説者の記事一覧<嘔気・嘔吐とは>さまざまな要因が複合し、終末期の半数で起こる症状
嘔気・嘔吐は、終末期のがん患者さんの半数ほどにみられ、痛みと同様に非常に苦痛な症状です。原因には以下のようなものがあり、これらが複合していることが多くあります(表1)。
表1 進行がん患者さんの嘔気・嘔吐の原因

志眞泰夫,分担訳:3 消化器の症状.武田文和,監訳:トワイクロス先生のがんの症状マネジメント.医学書院,p119,2007.
<アセスメント>6つのチェック項目から原因を検討する
嘔気・嘔吐のある患者さんに対して、以下のアセスメントを行います。まずは、原因が何であるかを検討し、原因をふまえて症状への対応を行います。
①使用薬剤の確認
②いつから嘔気・嘔吐が始まったか
③どのようなものを嘔吐しているか(唾液、胃内容物、便など)
④日内変動の有無、誘発因子
⑤他の随伴症状の有無
⑥経口摂取量
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