病院で行われる緩和ケアに対して、地域(在宅)で行われる緩和ケアとはどのようなものでしょうか。ここでは、その違いについてお話します。
1. 限られた時間内に患者の変化を予測する
病院でも地域(在宅)でも行われる「緩和ケア」の定義に違いはありません。ただ、やはり地域(在宅)に比べると、病院では患者の「症状コントロール」のために使用できる薬剤の選択肢が多く、迅速な対応が行えるといえるでしょう。
また、病院内では、医師にすぐ対応してもらえるため、比較的短いスパンで予測指示があれば、患者の症状の変化に随時、対応が可能になります。対して地域(在宅)では、毎日医師の目が近くにあるわけではないため、例えば次の訪問時や往診の日までにどれだけ患者の症状に変化が起こり得るのかを予測し、医師へ相談しなければなりません。
患者が検査を受ける機会が少ない地域(在宅)では、患者の病状などについて得られる情報が、病院と比較して圧倒的に少なくなります。そこで、実際に訪問している短い時間内に、全身状態や精神状態、その他の情報、家族の状況などを把握してアセスメントし、これから起こり得る問題を抽出していかなければなりません。そのため地域(在宅)で患者にかかわる看護師には、高いアセスメント能力が求められます。
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