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松田 博雄

淑徳大学 総合福祉学部教育福祉学科 教授/小児科医師

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看護師のコミュニケーションとマナー


ワザ1 話のつじつまが合わなくても追求しない

認知症患者さんの話のつじつまが合わない場合でも、「~でつらいの」と言ったのであれば、「つらいのですね」と患者さんが発した言葉の最後を繰り返し、気持ちが伝わった、わかったということをメッセージとして伝えるようにします。

また、内容はわからなくても、患者さんが不安そうな表情で何か言っているのであれば、「大丈夫ですよ」と繰り返すと、「ふーん、大丈夫なの」と、表情が明るくなることがあります。これは正確にすべてはわからなくても、伝わったことに関して、「そのことは伝わりましたよ」ということを伝える方法です。

ワザ2 難聴で聞こえにくい人には、目線を合わせて丁寧にゆっくりと話す

難聴の場合、特に高音域が聞こえにくいので、低い声で一語一語、丁寧にゆっくりと話します。また、長い文章や回りくどい言い方は避け、簡潔にわかりやすい言葉で話すよう心掛けます。気を付けていても、つい専門用語を使っていることがあるので注意しましょう。

認知機能によっては、伝える情報も、先々のことまで考えて説明したり、一度にたくさんのことを伝えるのはよくありません。早くから説明するのは、看護師自身の安心のためといえます。患者さんの理解力や反応を見ながら、伝える量を考えましょう。

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