

患者さんの酸素化を評価する際には、PaO2とSaO2の数値を用いてアセスメントしていきます。何がポイントになるのかをつかんでおきましょう。
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酸素化はPaO2とSaO2で評価する!
PaO2とSaO2ってなに?
PaO2は、動脈血中の酸素分圧を表現しています。正常値は80~100torrであり、これは、動脈血中にあるいくつかのガスのうち、酸素が1気圧(760torr)下で100torrあるということを意味しています。
動脈血中の酸素は血漿に溶けて存在しているもの(溶存酸素)と、血中に含まれるヘモグロビンと結合しているもの(結合酸素)に分かれます。
ヘモグロビンは1gあたり、およそ1.34mLの酸素と結合することができ、100mLの血液中にヘモグロビンが基準値の14gあるとすると、14×1.34=18.76で、18.76mLの酸素がヘモグロビンと結合しているわけです。ただ、これはすべてのヘモグロビンと酸素が結合した場合の量であり、実際には結合していないヘモグロビンも少量あります。
ヘモグロビンと結合している酸素の割合を示すのが、酸素飽和度で、動脈血中の酸素飽和度をSaO2と表します。
すべてのヘモグロビンと酸素が結合している状態=100%が最高値となります。PaO2が150torrとなるとSpO2は100%に近づきます。SaO2が100%となった状態で酸素を投与し続けても、すでにヘモグロビンはすべて酸素と結合しているため、結合酸素の量に変化はなく、ただ溶存酸素が増加することになります。
酸素解離曲線を理解しよう!
酸素の多くは、ヘモグロビンと結合することで運搬され、その結合率は酸素分圧によって規定されます。従って、酸素化を評価するにはPaO2とSaO2を見ていく必要があります。
PaO2とSaO2の関係は、その標準的な関係を示す酸素解離曲線(図)によって理解することができます。横軸が酸素分圧、縦軸が酸素飽和度になっていて、PaO2の値を見ることでSaO2の状態を理解することができますし、逆にSaO2の値が分かれば、PaO2の値を知ることができます。
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