佐藤まりこ
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要ですね。
今回からは、これだけは知っておきたい! 循環器症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。
症状の把握には、OLDCARTを用いて問診を行います。
OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪/軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing (症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。
本日のフレーズ
「どうされましたか? 胸の調子がよくないですか?」
お決まりのフレーズ「どうされましたか」から始めましょう。ここで使う「胸」は、循環器の「心臓」を指しています。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
A Good Example – おすすめのフレーズ
What seems to be the problem? Is there anything wrong with your heart?
「どうされましたか?」は「what seems to be the problem?」を使いました。医師や看護師が、患者さんに症状を聞くときのお決まりフレーズです。
「what seems to be the problem?」は、日常生活でも友だちなどに「どうしたの?」「何かあったの?」と尋ねるときによく使います。
「what is the problem?」だけでも通じますが、「問題はなんだ?」「何しに来た?」という少々キツイ言い方になってしまいます。
「seem to」を加えることで柔らかいニュアンスになりますよ。
「どうされましたか」は、ほかにもいろいろな言い方があります。
呼吸器で紹介した「どうされましたか」の表現をもう一度復習しましょう。
●What brought you here today?
●What seems to bring you here?
●What can I do for you?
●Tell me about what happened?
(*まるでケンカしたような傷や、やけどの患者さんなど明らかな外傷がみられる場合によく使います)
●Tell me about what is going on? 「何が起きているか教えてください」=「どうされましたか」
(*症状が続いている患者さんによく使います)
「調子がよくないですか」は「is there anything wrong with~」を使いました。
今回は循環器の症状を聞いているので「with」の後に「your heart」を使っていますが、このフレーズはどの診療科の症状にも応用して使えます。
例えば
●Is there anything wrong with your throat? (のどの調子がよくないですか)
●Is there anything wrong with your stomach? (おなかの調子がよくないですか)
●Is there anything wrong with your knee? (膝の調子がよくないですか)
呼吸器のアセスメントでは「いつから調子がよくないですか」に「when did you start feeling unwell?」を使いました。症状の聴取(呼吸器科編1)では「調子がよくない」のいろいろな言い方を紹介しています。もう一度復習してみてくださいね。
次回は、循環器症状に関するフレーズを紹介します。
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