佐藤まりこ
執筆者の記事一覧外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
外国人患者さんのバイタルをスムーズにとるために「これだけは知っておきたいフレーズ」を紹介します。今回は、血圧編(3)です。

本日のフレーズ
「血圧は160/95ですね。かなり高いですよ。普段の血圧はどれくらいですか?」
患者さんの血圧が高いですね。いつもこんなに高いのでしょうか? 患者さんに血圧を伝え、普段の血圧の情報を集めましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
Your blood pressure is 160 over 95.
It’s pretty high. What is your usual blood pressure?
血圧の数値の言い方は覚えていますか? 160/95は「One Sixty over Ninety Five」でしたね。
かなり高いの「かなり」に「Pretty」を使いました。「Pretty」は「かわいい」だけではなく、「かなり」という意味もあります。
「普段」という表現には、「Usual」を使いました。「普段は?」「いつもは?」といった時に使えますよ。
最近は、家に血圧計のある人も多いですよね。アメリカでも薬局で「オムロン」の血圧計が簡単に手に入ります。家で測った血圧が聞きたいときには、
What is your blood pressure at home? 「家での血圧はどうですか?」
で通じます。

Quick Lesson-血圧に関する豆知識
アメリカと日本の高血圧のガイドラインが全く同じかと言うと、実はそうではありません。アメリカで高血圧治療の対象となるのは、
- 慢性疾患を持った大人(30歳から59歳)が、BP140/90mmHg以上の場合
- 60歳以上は、BP150/90mmHg以上の場合
日本は年齢や疾患にかかわらず、140/90mmHg以上は高血圧治療をはじめるかどうかの基準になりますよね。
ただし、2014年に日本人間ドック学会から出された「147/94mmHgは正常」という発表は、アメリカに住む日本人にもかなりの影響を及ぼしています。
「この値は日本なら大丈夫!」と自ら太鼓判を押し、治療や生活習慣の改善を拒否する患者さんもいます。一度広がってしまった情報は、修正するのが難しいようです。
次回は「血圧を測定するときのフレーズ その4」のレッスンです。
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