急速投与が禁忌の薬剤について解説します。
関連記事
■輸液量と投与速度の決定
■点滴の投与量と投与速度はどう決められている?
急速投与が禁忌の薬剤を知っておきましょう
高濃度カリウム製剤や高濃度リドカイン製剤(点滴用リドカイン®10%)を誤って急速投与し、患者さんが死亡するという事故が起きたことを記憶に残している人は少なくないでしょう(点滴用リドカイン®10%は2005年に販売中止)。
このように、投与速度が輸液療法に致死的な副作用をもたらすことがあります。
このほかにも点滴速度に注意すべき薬剤は少なくないので、指示内容やラベル表示をしっかり確認しましょう。
投与速度を厳密に守らなければならない薬剤としては、急速投与により重篤な副作用の恐れがあるものが挙げられます。
前述のカリウム製剤をはじめ、抗不整脈薬、昇圧薬、抗菌薬などがあります。
これらは単独投与が禁止であることにも注意する必要があります。
急速投与をしてはいけない場合の目安として、
1. 体重によって基準量が決まっている薬剤かどうか
2. 血中濃度を一定に保たなければならない薬剤かどうか
という点をみていくと、おおよその判断に役立つでしょう。
ラベルや添付文書に、「ゆっくりと」「緩徐に」「○○を超えない速度で」「○○以上の時間をかけて」など、速度に関する記載がされている場合は、万全の注意を払います。

投与速度に注意すべき主な薬剤
(『ナース専科マガジン』2012年4月号から改変利用)
\ この記事をシェアする /














