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用語の説明

滅菌精製水とは、常水(水道水)から蒸留・イオン交換・ろ過などによって不純物を除去した「精製水」を、高圧蒸気滅菌法(オートクレーブ)などで滅菌処理し、微生物を完全に死滅させた水である。

医療現場では、薬剤の溶解(非注射用)や医療器具の洗浄、酸素投与時の加湿、胸腔ドレーンの水封室への充填など、感染リスクを考慮する場面で使用される。

医療現場に用いられる水や水溶液には、基本的に日本薬局方によって品質・規格が規定されており、用途に応じた使い分けが不可欠である。

医療用水の比較

滅菌精製水は無菌であるが、注射用水のように体内への投与を目的としたものではない。そのため、注射剤の調製には必ず注射用水を使用する。

また、滅菌精製水は低張液であり、細胞を膨張させる可能性があるため、創傷面の洗浄や粘膜への使用には、体液と等張である生理食塩液を選択することが多い。

なお、滅菌状態は開封直後から損なわれるため、開封後は速やかに使用し、長期間の保存や使い回しは厳禁である。

用語を使用した例文

  • 胸腔内への空気の逆流を防ぐため、胸腔ドレナージの水封室に滅菌精製水を入れた。

関連する看護師国家試験過去問

第99回看護師国家試験(2010年) 出題

酸素投与時の加湿に用いるのはどれか。

  1. 1.

    滅菌精製水

  2. 2.

    生理食塩液

  3. 3.

    ポビドンヨード

  4. 4.

    5%ブドウ糖液

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正解:1

執筆・監修者

林 洋

東京有明医療大学

監修

柴田実岐子

執筆

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