滅菌精製水
めっきんせいせいすい
めっきんせいせいすい
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滅菌精製水とは、常水(水道水)から蒸留・イオン交換・ろ過などによって不純物を除去した「精製水」を、高圧蒸気滅菌法(オートクレーブ)などで滅菌処理し、微生物を完全に死滅させた水である。
医療現場では、薬剤の溶解(非注射用)や医療器具の洗浄、酸素投与時の加湿、胸腔ドレーンの水封室への充填など、感染リスクを考慮する場面で使用される。
医療現場に用いられる水や水溶液には、基本的に日本薬局方によって品質・規格が規定されており、用途に応じた使い分けが不可欠である。

滅菌精製水は無菌であるが、注射用水のように体内への投与を目的としたものではない。そのため、注射剤の調製には必ず注射用水を使用する。
また、滅菌精製水は低張液であり、細胞を膨張させる可能性があるため、創傷面の洗浄や粘膜への使用には、体液と等張である生理食塩液を選択することが多い。
なお、滅菌状態は開封直後から損なわれるため、開封後は速やかに使用し、長期間の保存や使い回しは厳禁である。
新井裕子,他:医療に供される水の種類.診療と新薬 2014年;51(6):39-40.
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
柴田実岐子
(執筆)
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