
症状が違えば患者指導も違って当たり前!
患者さんの退院後の健康維持のために行う患者指導。診療科や職場によって患者さんの病状は異なるので、その指導内容や方法も様々です。
そこで今回は、診療科ごとの効果的な患者指導のポイントについてナースのみなさんに聞いてみました!
指導した際のエピソードも合わせてご紹介しています。それではどうぞ!

病院以外での患者指導の方法とは?
まずは診療科ではなく、病院ではない職場の患者指導の方法について紹介します。
【クリニック】地域や患者さんに密着
【介護施設】患者さんの生活により寄り添って
指導というよりは患者さんや利用者さんと目標を共有することが多いですね。
看護計画だと「坐位を保持できる」「ADLの拡大」になりがちですが、坐位が保持できることで何がしたいのか→「好きな大河ドラマを椅子に座って視聴できる」など、より、その方がしたいこと、どうなりたいかに近づけるように心がけています。
クリニックでも介護施設でも、患者さんに近い立場で、親しみやすいような指導を心がけていることがわかりますね。
次のページでは、診療科別の患者指導のポイントについてご紹介します。
患者さんを指導するにあたり、診療科ごとにどのようなことをきをつけているのでしょうか?
患者指導、診療科ごとに気を付けるポイントは違うの?
【小児科】子どもは親と一緒に
言葉が理解出来そうな年齢の子なら親と一緒に説明。乳幼児なら、親に説明します。
その時は疑問が残らないように質問がないかどうか、どのくらい理解出来ているか確認しながら指導します。
【産科】お母さんの自信をサポート
新生児の沐浴や肛門刺激などの指導はお母さんにやってもらっています。
助産師がやっているのを見せて指導した方が手っ取り早いですが、お母さんにやってもらうことで自信をもってもらうことが狙いです。
また、家の中のどこでやるか、物販はなにを使うか質問をして、退院後のことをイメージしてもらっています。
【整形外科】日々の生活をシミュレーション
まず、患者に退院したときのイメージを持ってもらうために、家1日朝起きてから寝るまで~朝まで~1週間くらいまで、細かく自分が退院してからのイメージをしてもらう。
松葉杖などで退院する場合、家の中、外の段差の高さや、学校や会社での階段の段数なども考慮し、手が不自由であれば、ペットボトルの開封や料理や着脱についてPT、OTと連携しながらリハビリを進める。
【精神科】本人も家族も
精神科勤務ですが、時に本人ではない人物が相談事持ち込んでくることがありますが、連れてこられたという意識の患者さんは、そうではない患者さんと比べると回復、改善が遅いし、最悪は治療中断になります。
何らかの形で「ご本人様が困っていること」を、ご自身で実感して頂くような関わりを意識しています。
患者さん本人だけではなく、時にご家族様が不安になったり、熱心が過ぎて周囲から孤立してしまったり、あるいはいわれのない批判を受けて、疲弊していたり、時に、患者さんを中心に考えるあまり、医療スタッフさえもが親御さんを批判しがちになってしまうことも。
とある患者家族さまとは、初めてで手探りながらも親御さんが困っていることを伺っていく定期的な面談を始めました。
【透析科】説明するだけではなく一緒に決める
透析患者さんで、こちらから水分塩分制限の必要性や方法をどれだけ説明しても、毎回制限できなかった患者さんがいた。
水分、塩分制限につながる生活改善策の中で、患者さん自身にできそうなことをひとつでも選んでやってもらおうと思い、何とか一緒に目標を設定。
後日、あんたと一緒に決めたからがんばったよ、と言ってもらえた。
患者さんの年齢や病状が異なるため、各科に特に気を付けるべきポイントがありましたが、何よりもその患者さんの生活や性格に一番合った指導の仕方を考えることが重要なようです。
患者さんはもちろん、ご家族や周りの方々へのケアも大事になってくるようですね!
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