脱水や浮腫などの症候だけでなく、腎不全、心不全、糖尿病など、さまざな疾患の原因となるIN/OUTバランス(水分出納)。ここでは、IN/OUTバランスについて解説します。
水・電解質のバランス異常を見極めるには?
水・電解質のバランス異常を補正するには
体液バランスの異常が疑われるとき、それが過剰な状態なのか、欠乏している状態なのかの見極めが重要です。
体液量が過剰な場合は、まず利尿薬を使用して余分な水分を体外に排出させて、治療のための薬剤や栄養を投与するスペースをつくります。
ただし、腎不全の患者さんでは、利尿薬の効果なく心不全や肺水腫を併発していることもあるので、その場合は緊急透析の適応となります。
体液量が減少している場合は、何が、どこから、どの程度失われているのかを判断し、輸液によりそれを補います。
体液量の増減は、体内への喪失量(例えば、腹水)がゼロと判断できれば、最もわかりやすいのは体重の変化ですが、病室で患者さんの体重を計測するのは容易ではないようです。そこで、臨床症状、IN/OUTバランス、血液ガス、下大静脈径などから推察します。
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