佐藤まりこ
執筆者の記事一覧
外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!
外国人患者さんのバイタルをスムーズにとるために「これだけは知っておきたいフレーズ」を紹介します。今回は、脈拍編(4)です。

本日のフレーズ
「脈は115回ですね。ちょっと早いですよ。胸がドキドキしませんか?」
患者さんの脈が早いですね。そのことを伝えて自覚症状を確認しましょう。
さて、みなさんはどう英語で表現しますか?
次ページは、オススメのフレーズと解説です。

A Good Example-オススメのフレーズ
Your pulse is 115. It is a bit faster.
Do you feel your heart is pounding?
「ちょっと」に「a bit 」を使いました。「Bit」は、チョコレートのブランドでおなじみですよね。「Little」と合わせて「a little bit」も同じ意味でよく使われるフレーズです。
「脈が早い」は、つまり「正常値よりも脈が早い」ので、「fast」ではなく「faster」を使っていますよ。「It is a bit faster」のあとに、(than normal pulse rate)が隠れています。
「胸がドキドキしませんか」は、動悸の有無を聞いています。医学辞書には、動悸は「Palpitation」と載っていますが、患者さんがこの医療英語を使うことはほとんどありません。
一般的な会話で出てくる動悸の表現には、以下のようなものがあります。
- I feel my heart is pounding.(「pounding」はドックンドックンする胸の鼓動を表します)
- I feel my heart is racing.(「racing」は、胸が走っている=ドキドキしている感じです)
- I feel like my heart is beating very fast.(「beating」は、胸の拍動を表しています)
患者さんとの会話は、専門用語ではなく相手がわかりやすい表現が使えるといいですね。
次回は、「脈が飛ぶ・乱れる」といった不整脈の症状を紹介しましょう。

Quick Lesson-脈拍に関する英単語
- Tachycardia - 頻脈 「Tachycardia」はみなさんにもおなじみの言葉ではないでしょうか? よく現場で耳にするのは「タキる」=「頻脈」ですよね。これは、「Tachycardia」の「Tachy-」から来ています。「Tachy-」は「早い」という意味です。
- Bradycardia - 徐脈 これも「ブラディー」=「徐脈」でおなじみですね。「Brady-」は「遅い」という意味です。
次回は「脈拍を測定するときのフレーズ(5)」のレッスンです。
\ この記事をシェアする /
















