
▼血液ガスについてまとめて読むならコチラ
血液ガス分析とは?基準値や読み方について
緩衝とは
血液pHの急激な変動を弱酸と弱塩基のペアで抑える
血液のpHは常に一定になるように、7.40±0.05ととても狭い範囲に調節されています。これを「酸塩基平衡」と言います。
でも、どうしてpHの基準値は、こんなに狭い範囲なのでしょうか。それは、血液の内部環境が中性から弱アルカリ性に保たれていないと、細胞が働けないからです。
通常pHは、強酸が加わればすぐに大幅に低下します。例えば、pH7.0の溶液に、塩酸を滴下したとすると、pHは一気に5.0くらいまで下がってもおかしくないはずです。
ところが、人間は血液pHが7.20未満になると重症で死に至ることもあるので、そこまでの変動は起こりません。細胞機能を守るために、体内にある弱酸や弱塩基が新たに加わった強酸(あるいは塩基)のpH変化を弱めて、元の状態を維持しようと働くからです。これを「緩衝」と言います。
前述したように、H+が産生されてもHCO3-と結合してH+が増加しないようにしています。このときのHCO3-の働きが緩衝作用です。
H+を緩衝する血液中の物質とは
このように、血液pHの動きを和らげる働きをする物質のことを緩衝系と呼びます。
緩衝系には、
1. 重炭酸緩衝系:HCO3-
2. リン酸緩衝系:HPO42-
3. ヘモグロビン緩衝系
4. 血漿蛋白緩衝系
があります。
どれも反応性の高いH+を血液中から取り除いていますが、主に緩衝作用をするのはHCO3-で、最も重要な物質と言えます。
というのも、ほかの緩衝系が一度は結合したH+を再びH+として放出するのに対して、HCO3-はH+と結合してH2CO3になった後、H2OとCO2に分解され、呼気によってCO2を排泄することができるからです。
また、HCO3-は腎臓での産生、再吸収が可能です。そのためこの緩衝系の働きには、腎機能が正常であることが重要になります。
【血液ガスまとめ記事】
* 【血液ガス】血液ガス分析とは?基準値や読み方について
代償とは
肺と腎臓の相互フォローで血液pHの変化を抑制する
\ この記事をシェアする /


![[医療改革] 中医協がOTC類似薬の議論に着手、診療側は医師の負担増を懸念](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F3113ced9e28d4cda994e6ab1f7a8f226%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%2594%25B9%25E9%259D%25A90831.png&w=3840&q=75)
![[医療提供体制] アレルギー疾患対策推進、指針改正案を協議会が承認](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F2a1fc8fb756c4596a1983b1a6df2c37e%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%258F%2590%25E4%25BE%259B%25E4%25BD%2593%25E5%2588%25B60831.png&w=3840&q=75)
![[介護報酬] 介護人材確保に向け賃金水準の底上げは喫緊の課題 意見相次ぐ](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F0605755b1410462eaace4bc1f47b06bc%2F%25E4%25BB%258B%25E8%25AD%25B7%25E5%25A0%25B1%25E9%2585%25AC0831.png&w=3840&q=75)










![[医療改革] 自治体病院が危機的状況、国へ緊急要望 全自病開協・全自病協](/_next/image/?url=https%3A%2F%2Fimages.microcms-assets.io%2Fassets%2Feb0d1a2254c045f4b87e572f39f0244f%2F147015bae3574ded81b01c90e7523ada%2F%25E5%258C%25BB%25E7%2599%2582%25E6%2594%25B9%25E9%259D%25A92-0831.png&w=3840&q=75)
