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藤原明子

岡山済生会総合病院 内科 内視鏡センター 診療 部長

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検査値をみるときに真っ先に注目するのが「異常値」。症状の鑑別に必要な検査値について、よくある質問に答えます。


Q. 虚血性心疾患かどうかを判断するための検査データは?

A. 「逸脱酵素」に注目します

心筋への血流が阻害されて起こる虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞があり、いずれも致死的なリスクが高く迅速な対応が必要です。心筋の状態を示す代表的な検査値としては、

(1)クレアチニンキナーゼ(CK)
(2)クレアチンキナーゼ心筋型アイソザイム(CK-MB)
(3)トロポニンT
(4)AST(GOT)
(5)LD(LDH)

などが挙げられます。

(1)(2)心筋マーカー(CK、CK-MB)

CKとCK-MBは、心筋マーカーと呼ばれる筋組織が壊死すると血中に逸脱する酵素で、心筋について特徴的に現れるものです。これが高値を示す場合には心筋が傷害されていると考えられるので、心筋梗塞の発症や経過を判断するために役立ちます。

CK

筋細胞に多く含まれる酵素です。MM(骨格筋型)、BB(脳型)、MB(心筋型)という3つのアイソザム(同一の反応を触媒する分子構造の異なる酵素群)があります。

CK-MB

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