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藤原明子

岡山済生会総合病院 内科 内視鏡センター 診療 部長

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症状の鑑別に必要な検査値について、よくあるギモンに答えます。


Q 肝機能をみるために必要な検査データって?

A 逸脱酵素、胆道系酵素、肝合成能をみる検査値に注目!

この検査値を攻略イラスト

肝臓がどのような機能を持つ臓器かを考えよう

肝機能の検査データをみる上で大事なのは、肝臓がどのような機能を持つ臓器かを考えることです。肝臓は多くの酵素を合成している臓器で、以下の働きを担っています。

  1. 蛋白質や脂質、糖などの中間代謝
  2. 胆汁の合成・分泌
  3. 薬物代謝・解毒
  4. ビタミンや鉄の貯蔵
  5. 循環血液量の調節
  6. 血液の浄化

例えば、蛋白合成能が低下すると、コリンエステラーゼ(ChE)、アルブミン(Alb)の血清活性が低下し、数値が下がります。また、血液凝固能検査であるプロトロンビン時間(PT)が延長します。

黄疸が認められる場合には、間接ビリルビン(I-Bil)と直接ビリルビン(D-Bil)のどちらが優位か確認することで、障害が起きている部位を推測することができます。

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