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解説
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松田 博雄

淑徳大学 総合福祉学部教育福祉学科 教授/小児科医師

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治療をスムーズに進めるため、あるいは安全・安楽に支援するために、高齢者特有の症状や機能低下のアセスメント方法を紹介します。今回は「コミュニケーション障害」です。


1 聴力や視力など、感覚機能の低下の度合いを把握する

まずは入院時の情報収集で、患者さん本人や家族から難聴の有無を確認するようにしましょう。補聴器の使用経験や現在の使用状況のほか、いつもテレビの音が大きい、会話のときに左右どちらかの耳を向けるといった情報からも、難聴を疑うことができます。

また、以下のような言動がみられれば、聞こえが悪いおそれがあります。

  1. ●看護師の説明に対して患者さんの行動が伴っていない
  2. ●聞き違いをよくする
  3. ●聞き返しが多い
  4. ●会話の途中でイライラして会話するのをやめてしまう
  5. ●問いかけにいつも「はい」と返事をする

伝音性難聴では耳垢や耳だれが原因になっていることがあるので、疑われる場合は、一度患者さんの耳の中を見せてもらうことも必要です。

視力に関しては、身の回りにあるものを利用して、さりげなく視力低下の程度を確認することができます。例えば、病室やトイレの表示が見えるか、パンフレットは室内照明の明るさで読めるか、文字の大きさはどうかなど、具体的に確認していくとよいでしょう。

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