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症状の聴取を英語でするには?[循環器科編71]のサムネイル画像
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外国人患者さんに英語で対応できる? アメリカの医療現場で実際に使われている、患者さんにもすんなり伝わる簡単な医療英語をマスターしよう!


患者さんに一番近い存在の看護師は、「今日はどうされましたか?」から始め、症状を聞いて患者さんに起こっている健康問題の把握を行います。外国人の患者さんに対してもコミュニケーションを通して主観的情報を収集し、客観的情報と合わせて全身状態の把握が必要ですね。
今回は、心不全の症状の聴取に必要なフレーズを紹介します。

心不全(heart failure)とは、心臓のポンプ機能が低下して、全身に血液を送り出すことができなくなった結果、息切れ、呼吸困難、むくみなどの症状が出現した状態をいいます。
心不全はきちんと治療をしないと、再発を繰り返し、徐々に進行して重篤化します。医療従事者だけではなく、患者さん本人やご家族が、病気をきちんと理解し治療に参加することが大切です。
心不全の治療法は、①症状を軽くする治療、②心不全の原因を治す治療、③心筋や血管を保護する治療、④生活指導の介入など心不全悪化のきっかけを取り除く治療、の4つに分類されます。
看護師は、OLDCARTに沿った心不全症状のアセスメントを行い、迅速な状態把握と全身観察に努めます。

本日のレッスン

主な心不全の症状(Symptoms of Heart Failure)(11)

心不全の代表的な症状には、動悸や息切れ、呼吸困難、むくみなどがあります。
これらの症状は、(1)心臓のポンプ機能が低下して、血液を全身に送り出すことができないことで起こる症状と、(2)全身の血液がスムーズに流れず、血液の渋滞=うっ血から起こる症状に分けて説明することができます。さらに、(2)については、「左心不全による肺うっ血の症状」と「右心不全による症状」に分けることができます。

今回は、右心不全による症状を紹介します。


*OLDCARTとは、Onset(発症)、Location(症状のある部位)、Duration(症状のある持続時間)、Character(症状の性質)、Aggravating/Alleviating factor(増悪・軽減要因)、Radiation(症状の広がり)、Timing(症状がいつ起こるのか)の頭文字をとった症状のアセスメントツールです。

右心不全による症状 (Right-sided heart failure)

「右心不全」は「right-sided heart failure」です。右心は全身に血液を送り込む役割を担っているため、右心不全になると体中の血液の流れが悪くなり、全身がうっ血状態となり、以下のような症状が出現します。
ただし、右心不全の症状が出現しているほとんどの患者さんは、左心不全を合併しており、前回紹介した肺うっ血症状がみられます。

2.胸水貯留(Pleural Effusion)
右心不全により全身の血液がスムーズに流れなくなると、全身に水が溜まり始めます。
胸に水が溜まることを「胸水貯留」といいます。

「胸水」は「pleural effusion」です。「プルーラル イフージョン」が英語に近い発音ですが、日本人が苦手な「L」と「R」が入っており、発音の難しい単語です。
胸水貯留は、エックス線などの検査で確認することができます。
患者さんは息苦しさ(shortness of breath)や呼吸困難(difficulty breathing)などの肺うっ血症状(symptoms of pulmonary edema)を訴えることが多いので、下肢の浮腫と呼吸器症状を訴える場合は、心不全を疑います。

代表的な肺うっ血(pulmonary edema)の症状を、復習をかねて再度紹介します。

・息切れ - 「shortness of breath」「breathlessness」「get out of breath」
・呼吸困難 -「difficulty breathing」「cannot catch my breath」「suffocating」「air hunger」
・起座呼吸 -「orthopnea」
・発作性夜間呼吸困難 -「paroxysmal nocturnal dyspnea」
・咳 -「cough」
・痰 -「phlegm」「sputum」「mucus」
・喘鳴 -「wheezing」


次回は、右心不全による症状:腹水貯留による消化器症状を紹介します。

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