
看護の中で出合いがちな接遇にかかわる困りごとに答えます
今回の質問|Q. 患者さんに緊張感を与えないよう、気さくで優しい対応を心掛けていますが、「上から目線」だと言われてしまいました。何が問題なの?

A.優しくて気さくなかかわりを好む人もいる半面、尊重されるようなかかわりを好む方もいることを知っておきましょう。
患者さんに限らず、特定の相手とのかかわりには距離感が大事です。親しみをもって接してもらえるほうがうれしいと思う方もいれば、親しき中にも礼儀あり、わきまえた言動・行動をしてほしいという方もいます。
例えば「こちらに置いておきますねー」という言い方ですが、これが好まれる場合もあれば、“慣れ慣れしい”“幼稚扱いされた”“上から目線な物言い”などと好意的に取られない場合もあります。
反発を受けたときの対策としては、「ねー」という言い方を「ねー」と伸ばさない、または連発しないといこと。さらには「〜していただけますか?」「〜してもらえますか?」など相手に判断をゆだねる言い方に変えることをお勧めします。相手を尊重した表現になります。
ちなみに、「〜してください!」(語尾を強くすると命令形)という表現も、「〜していただけますか?」という依頼形に変えると相手の心証を害することなくスムーズなコミュニケーションが取れるようになります。
ちょっとしたことですが、これらを心がけると相手の受け取り方が変わると思います。実践してみましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2018年8月号 TiaraNo.117より転載しています。