
看護の中で出合いがちな接遇にかかわる困りごとに答えます
今回の質問|Q. 患者さんや家族との面会のとき、相談室でどのように座ればいいのか迷います。基本的なルールや相手に配慮すべきことはあるの?

解答:小山美智子さん<株式会社C-plan 代表取締役>
A. 患者さんとは適切な距離を保ち、不安な印象や緊張感を与えないように配慮しましょう。
基本的に、患者さんと1対1で話をする際は、90度の位置に座ることが最もよいといえます。相手のパーソナルスペースに入り、親近感を与えながら話をすることで、話の内容をしっかりと聞いてもらえます。目線の高さは患者さんに合わせ、ほどよい距離を保つようにしましょう。
最も注意したい位置関係は向かい合わせ。対立関係になりやすく、緊張感を与えてしまうので注意しましょう。どうしても向かい合わせで座らなければならない場合は、若干でも左右にずれたり(心臓と心臓を合わせるくらい。若干でもずらすことにより緊張が緩和される)、話し方やノンバーバルコミュニケーションに注意し、相手の様子に配慮して話をすることが大切です。
ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉を使わないコミュニケーションのことで、「表情」「アイコンタクト」「しぐさ」などのことをいいます。相手をよく見て、相手に合わせたノンバーバルコミュニケーションを行うことは、患者さんやそのご家族に安心感を与え、誤解を与えてしまうことを防止できます。ぜひチャレンジしてみてください。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2018年10月号 TiaraNo.118より転載しています。