
看護の中で出合いがちな接遇にかかわる困りごとに答えます
今回の質問|Q.面会時間を守らなかったり、大声でうるさいなどの面会者にはどう注意すればいいの? 注意すると患者さんとの関係も悪くなってしまいそう。

解答:小山美智子さん<株式会社C-plan 代表取締役>
A. 言いすぎてしまうと患者さんとの関係も悪くなってしまう可能性が高くなります。表情に気をつけて、ご協力願う気持ちをもって伝えましょう。
まずは、ルールに従わない面会者を出さないための予防策を立てましょう。入院患者さんやご家族に、面会の時間帯や注意事項をあらかじめ伝えておくようにします。
ただ、伝えていても相手がきちんと理解していない可能性もあります。説明の際には相手の様子をしっかりみて、理解されているかを確認することも必要です。
実際にルールに従わない面会者が出てしまった場合、例えば時間外の面会については、現実問題として無下に断るわけにはいきません。その際は「今回は特別である」と伝えたうえで、面会室など病室外で対応していただき、ほかの患者さんに対する配慮を忘れないようにしましょう。
また、大声で騒いでいる面会者に注意をする場合には、「静かにしてください!」などの命令形ではなく、「声のトーンを抑え目にお願いできますでしょうか?」といった依頼形で伝えるようにします。命令されているような印象を与えず、相手が気分を害するのを防ぐ効果が期待できます。不安を抱える人が来院する医療機関では、面会者に対しても、相手に理解・納得してもらえる言葉選びと伝え方が必要です。日頃から心がけ、実践するようにしましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2018年12月号 TiaraNo.119より転載しています。