
看護の中で出合いがちな接遇にかかわる困りごとに答えます
今回の質問|Q. 自分なりに身なりを整えているつもりなのに、先輩に注意されてしまいます。何が悪いのかわかりません。教えてください。

解答:小佐野美智子さん<株式会社C-plan 代表取締役>
A. 仕事をする場で求められるのは「身だしなみ」です。それがどのような意味をもつのかを確認し、周囲に安心感を与えられるようにしましょう。
おそらく、あなたはとてもおしゃれな人なのでしょう。でも、「場」という要素が加わると、「おしゃれ」ではなく「身だしなみ」が求められることがあります。
「おしゃれ」は自由に着飾ること、好きな格好をすることです。これらは、基本的に自分の価値判断で決めて表現するもので、プライベート性が強くなります。一言で表せば「自己表現」です。一方「身だしなみ」は、その場に合わせた服装・格好などを表します。これらは、相手に不快感を与えないということが大前提で、一言で表せば、「相手への配慮」ということになります。
看護の現場で求められるのは「身だしなみ」。安心感、清潔感を与えることが重要で、周囲の人を不快にさせないことです。これは一般企業にも共通しますが、特に医療従事者の場合、衛生面、安全面への配慮も加わります。それが患者さんに安心して受診してもらえる環境を作ることにつながります。医療機関には子どもから高齢者までさまざまな人が来院します。それらの人々に好感をもたれ、安心感を与える身だしなみを工夫することが大切です。
身だしなみのもつ意味を理解し、だれからも好感をもたれる服装や髪型を心がけましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2019年10月号 TiaraNo.124より転載しています。