
看護の中で出合いがちな接遇にかかわる困りごとに答えます
今回の質問|仕事にも慣れ、できることも増えました。半面、以前はしなかった初歩的ミスを繰り返してしまいます。どうしてでしょう?

解答:小佐野美智子さん<株式会社C-plan 代表取締役>
A.初心忘るべからず。自分を過信していませんか。謙虚な気持ちをもって「確認」「相談」を実行しましょう。
入職して3カ月を過ぎると1人でできることが増え、やりがいも感じられるようになるでしょう。同時に、初めのころにはしなかったようなミスがみられるようになることがあります。その大きな原因の1つが「自分でできる」という「過信」。業務はできればよいだけではなく、組織の方針に合った判断ができるかを問われることがあります。ご質問のようなミスを防ぐ方法は「確認」と「相談」です。自分でできそうだと思っても、先輩に一言声をかけ、「念のため確認なのですが、〇〇で合っていますでしょうか」と確認することが重要になります。入職して2年目を迎えるスタッフに面談をすると、入職3カ月ぐらいの自分について「自己判断で業務を遂行していた自分が怖い」「相談がまだまだ足りなかった」と当時を振り返っています。「自分はまだ未熟」という気持ちをもち、確認する姿勢を忘れないようにすることが大切であることがわかります。
「報・連・相」のなかでいうと、一番大切なのは「相談」。相談さえすれば防げるミスは多いものです。「相談」は信頼できる人にする行動であり、先輩との信頼関係を深めることにもつながります。「過信」は「おごり」にもつながります。初心を忘れず、謙虚な気持ちをもち続けましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2025年8月号 TiaraNo.156より転載しています。
