
心のモヤモヤをスッキリ解決!
解説:藤居倭子さん<ベスリクリニック 臨床心理士・公認心理師>
今回のストレス|後輩への嫌味や意地悪な態度に自己嫌悪を感じます。普通に接したいのですが、どうしていいかわかりません。
思い通りにならずいらだっているとき、うまく話せないが気にかけてほしいとき、苦手な人に対するときなど、意地悪には無意識の場合と意識的な場合があります。いずれも、意地悪をして相手に理解してもらうのではなく、事実と感情を分けて相手に伝えることが必要です。その方法としてDESC法をお勧めします。DESC法とは、 describe(客観的な描写)、express(主観的な気持ちの表現)、specify(特定の解決策の提案)、choose(行動の選択)を行う方法です。例えば、後輩が提出物の期限に遅れた場合、「D:提出日の期日は○○だったね」、「E:提出物が遅れるときは事前に相談して。どこまで進んでいるかわからないと心配」、「S:期限内に作ることが難しければ、その前に相談がほしいな」、「C:今度はなにかあれば事前に相談してね」と、DESCにならえば、事実と感情を分けて伝えることができます。
また、自分も相手も大切にする自己表現「アサーション」を取り入れるのも方法の一つです。私を主語にする「Iメ ッセージ」を利用し、「私は〇〇なので、○○して欲しい」と伝えてみてください。
意地悪では自分も相手もポジティブになりません。 DESC法やアサーションを用いて、自分の意見や気持ちを正しく伝えられるようにしていきましょう。
事実と感情を分けて伝えることで
自分も相手もポジティブになるコミュニケーションを。
イラストレーション:イラストAC
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2021年6月号 TiaraNo.131より転載しています。