
心のモヤモヤをスッキリ解決!
解説:蓮見紋加さん<ベスリクリニック 臨床心理士・公認心理師>
今回のストレス|どんどん先に進んでいる同期の姿に焦りを感じます。自分と比べて不安になりぐるぐる考えてしまいます。
人と比べて焦りを感じる、不安で頭がぐるぐるするというのは、誰かから何か指摘されたわけではなく、自分で自分を評価しているときではないでしょうか。脳は使っているとどんどん温度が上がり、活動がより活発化します。つまり考えれば考えるほどぐるぐるしてしまうのです。
その対策として、マインドフルネスな状態を目指すトレーニングをお勧めします。マインドフルネスとは、今という瞬間への評価や判断を挟まない気づきの状態のこと。自分に対しての評価は、瞬間的・自動的に行われています。そんな自分の思考の動きに目を向け、判断を挟まないようにすると、あるがままの自分を受け入れ、気持ちを落ち着けてリセットすることができます。
呼吸を使ったトレーニング方法を紹介します。(1)気づいたときいつでも、呼吸に意識を集中します。息を吸う/吐くたびに、お腹がふくらんだり引っ込んだりするのを感じます。(2)意識を集中している間に、湧いてくる思いや感じに注意を向け、評価せずにただ観察します。(3) 思いや感じ、物事への見方に変化が生じたら、それにも注意を向けてみましょう。「気が散ってしまった」「うまくできない」などのマイナス評価が浮かんでも「ダメだ」と思わず、「そういう気持ちが浮かんできた」と観察できるようになることをイメージするといいですね。
あるがままの自分を受け入れることができるマインドフルネスな状態を目指すトレーニングを。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2021年10月号 TiaraNo.133より転載しています。
