
心のモヤモヤをスッキリ解決!
解説:野沢 絢華 さん<ベスリクリニック 保健師>
今回のストレス|忙しそうな先輩に報告・相談できずモヤモヤ。タイミングよく端的に伝えたいのですが……。
報告・連絡・相談、いわゆる「ほうれんそう」は社会人に求められる基本的なことです。しかし、先輩が忙しそうにしていると、「今言ったら邪魔になるのでは」「聞いても答えられないのでは」と思い、声かけを躊躇してしまうことがありますよね。そのようなときは、「ロジカルスピーキング(論理的に話す技術)」を意識してみましょう。用件を効率よく伝えられるようになります。
例えば、薬のオーダー変更ギリギリの時間に、患者さんから「この薬、家では半錠で飲んでいます。飲み方を変えていいですか」と質問があったとします。その場合、まずはひと呼吸おいて、頭のなかで「伝える内容」を整理しましょう。これが時間の短縮と伝達時の情報の整合性向上につながります。そして、「今回の分は半錠で内服してもらい、次回以降新しいオーダーに変更する方向がよいと考えているのですが、医師にそのように確認していいでしょうか」など、自分のアセスメントを加えて先輩に相談するようにします。先輩に好印象を与え、自身の問題点の思考訓練にもなります。また状況に応じて「急ぎの用件なのですが」「10分ぐらいお時間いただけますか」など、声かけの冒頭で緊急性や所要時間を伝えることも有効です。
看護職は忙しさに追われることが多いもの。相手の状況を理解して、伝え方を工夫していきましょう。
「ロジカルスピーキング」を意識して、相手の状況に応じて伝え方を工夫していきましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2022年10月号 TiaraNo.139より転載しています。
