
心のモヤモヤをスッキリ解決!
解説:野沢 絢華 さん<ベスリクリニック 保健師>
今回のストレス|後輩の仕事ぶりや物言いが鈍感に思えてイライラ。どうかかわっていいか悩んでいます。
忙しいのに、教えたはずのことを何度も聞いてくる後輩にイライラしてしまうことは、誰もが経験しているのではないのでしょうか。おそらく、その後輩はあなたの忙しさや抱いている感情を理解できる状況にないのかもしれません。ただ、それに影響されてイラついてしまうと、場の雰囲気も悪くなり、自分も自己嫌悪に陥ってしまいますね。
イライラの感情は、「怒り」に分類されます。そこで、怒りを管理する「アンガーマネジメント」を意識してみましょう。これは、自分の感情と向き合い、コントロールできることを目指すもの。怒りは、相手への期待や〇〇であるべきといった信念から湧くことがあります。今回のケースでは、「忙しそうな様子はくみ取るべき」「以前教えた内容は覚えているべき」などの「あなたの考え」が怒りへつながったのかもしれません。
ですから、怒りを感じたら、まず呼吸を整え、落ち着いたら怒りの感情の背景を考えます。そして、相手に伝えたいことを整理し、どう伝えるかを考えてみましょう。今回の場合なら、「確認したい内容だけ先に聞きますね」や「急ぎの確認でしょうか。今少し立て込んでいるので、〇分後に声をかけてもらえると嬉しいです」など、相手の状況を尊重する言葉を添えるとよいかもしれません。感情のコントロール方法として、試してみてはいかがでしょうか。
「アンガーコントロール」を意識して自分の感情と相手とのかかわりを見直してみましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2023年6月号 TiaraNo.143より転載しています。
