
心のモヤモヤをスッキリ解決!

解説:長田 梨那 さん<ベスリクリニック 保健師>
今回のストレス|悩みごとがあるとうまく眠れなくなります。睡眠が上手にとれる方法はありますか?
多くの人とかかわり、さまざまな対応が求められる看護師の仕事では、悩みを抱える場面も少なくないでしょう。寝る前についいろいろと考えてしまい、寝つきが悪くなる、途中で何度も目が覚めるなど、うまく眠れなくなってしまうことはありますよね。夜は物事を論理的に考える大脳皮質の活動性が下がっている状態です。考えごとをしても、よい解決策が浮かんでくるどころか、悩みだけがぐるぐる巡り膨らんでいってしまいます。
安定したメンタルを保つための睡眠のコツは、朝起きたら1時間以内に外に出るか、窓際で過ごすことです。目から外の光が入ると、脳内でセロトニンの分泌が高まります。
セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれる物質。12時間後には、眠気を作って眠りやすくするメラトニンに変わります。つまり、幸福と睡眠をもたらす一人二役ともいえる貴重なホルモンなのです。セロトニンのもとになるトリプトファンは、食事から摂取することもできます。乳製品、大豆製品、バナナ、玄米、肉、魚などを積極的に取り入れてみてください。
セロトニンが増えてよい睡眠がとれるようになると、脳が睡眠中に必要な記憶を整理し、悲しいことやつらいことがあってもうまく切り替えができるようになります。ぜひ試してみてください。
よい睡眠を得るためには朝の時間が大切。「セロトニン」に注目して生活を改善してみましょう。
本記事はニプロ株式会社発行の看護情報誌「ティアラ」2024年6月号 TiaraNo.149より転載しています。
