せん妄
せんもう
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せん妄とは、急性かつ一過性に起こる意識障害のひとつであり、周囲に対する関心や注意力が低下し、さまざまな認知機能障害、幻覚、錯覚などの精神症状、睡眠障害を伴う症候群である。幻覚や不眠などを引き起こす過活動型、傾眠や無気力状態になる活動低下型、過活動型と活動低下型のどちらの症状も現れる混合型の3つに分けられる。
幻覚や不眠などを引き起こす過活動型、傾眠や無気力状態になる活動低下型、過活動型と活動低下型のどちらの症状も現れる混合型の3つに分けられる。
せん妄は入院患者さんや、手術後の患者さん(術後せん妄)に見られる。特に、認知症、視覚・聴覚の障害、アルコール依存症、うつ病などの患者さんや、高齢者はせん妄を発症しやすい。これは認知機能や視覚・聴覚機能の低下といった準備因子があることに加えて、入院するきっかけとなった疾患やそれに対する薬剤の使用といった直接因子、普段とは異なる環境での生活などの誘発因子と、複合的なリスク因子が原因と考えられる。
せん妄と認知症は似たような症状のため、区別する必要がある。せん妄は急性に発症し、適切な介入によって数日から数週間で症状が改善することが多い。一方で、認知症は数年の経過で徐々に記憶障害や注意障害といったせん妄に似たような症状が出現して持続する点が異なる。
林 洋
東京有明医療大学
(監修)
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(執筆)
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