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山﨑博貴

看護師

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うつ病の急性期の患者さんに関する看護計画

 うつ病は、気分の落ち込みや意欲低下、不眠、食欲低下などの症状が持続し、日常生活に支障をきたす精神疾患です。急性期は症状が強く現れている時期であり、抑うつ気分や強い不安、自責感、希死念慮などによって日常生活が著しく制限されることがあります。

 また、将来への絶望感から自傷行為や自殺に至るリスクが高まる場合があるほか、食事や睡眠、清潔保持などの基本的な生活行動が困難となり、心身の健康状態が低下することもあります。

 そのため、急性期の患者さんに対しては、自殺リスクの評価と安全確保を行いながら、十分な休息と基本的欲求の充足を支援することが重要です。また、患者さんの訴えを受容的に傾聴し、安心して療養できる環境を整えることも大切です。今回は、うつ病の急性期にある患者さんに関する看護計画を立案しました。

看護問題

抑うつ症状や希死念慮により、自殺リスクを抱えながら心身の休息と基本的欲求の充足が必要な状態である

看護目標

安全な環境で十分な休息を得ながら、希死念慮が軽減し、心身の状態が安定する

観察計画 O-P

抑うつ気分の程度
希死念慮、自殺念慮、自傷念慮の有無と程度、具体的計画性の有無
絶望感や自責感の程度
不安や焦燥感の有無
感情表出の状況
表情や言動の変化
睡眠状況
食事摂取量や体重変化
水分摂取状況
血液検査データ(電解質、栄養状態など)の変化
意欲や集中力の程度
活動量や日常生活動作の状況
セルフケアの実施状況
皮膚状態や自傷痕の有無
治療に対する受け止め方
服薬状況や服薬に対する理解
家族や支援者との関係性、支援体制の状況

援助計画 T-P

訴えや感情を否定せず、安心して気持ちを表出できるよう傾聴的な態度でかかわる
自殺リスクを継続的に評価し、安全確保を行う
自殺リスクが高い場合は危険物の管理や観察を強化し、安全な療養環境を整える
安心して療養できるよう人的・物理的環境を調整する
睡眠状況に応じた環境調整を行う
食事や水分摂取を支援する
清潔保持など必要なセルフケアを支援する
患者さんの状態に応じて日常生活を援助する
服薬継続を支援する
症状や状態の変化を医師や多職種と共有する
必要に応じて家族と連携し支援方法を検討する
医師の指示に基づく薬剤投与を行う
食事摂取が困難な場合は、医師の指示に基づき点滴や栄養療法を実施する

教育計画 E-P

うつ病の症状や治療について説明する
急性期には十分な休息が必要であることを説明する
症状の改善には時間がかかることを説明する
回復を焦らないことの重要性について説明する
睡眠、食事、水分摂取の重要性について説明する
服薬継続の重要性について説明する
自己判断で服薬を中断しないよう説明する
不調時や希死念慮が出現した際の相談方法について説明する
必要に応じて家族へかかわり方や支援方法について説明する
訪問看護や地域支援サービスなど利用可能な社会資源について説明する

看護計画を書くときに参考にしたい記事

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